資料保存チーム報告:目録作成ボランティアの声④
沿革のページでも紹介されておりますが、セックスミュージアム設立準備委員会ではこれまでに数回本の寄贈を受けています。
それに伴い、受贈した資料の目録作成を進めております。この目録作成に当たっては、大学生ボランティアのみなさんと進めています。そこで、目録作成に参加したボランティアの皆さんの声を紹介しています。今回はその第四回目。作成作業の感想と今後に向けた改善点を書いてくださいました!
■官能小説は想像していたよりもとても文学的
半世紀以上も前の書籍を読んで触れられる機会は貴重だなと改めて感じます。内容や装丁からも時代を感じるのですが、値段を見ると時代を実感しました。
官能小説の内容を少し読むことが出来たのですが、想像していたよりもとても文学的だなと思いました。官能小説は現代で言うところのエロ漫画のような使われ方なのかなと思っていましたが、軽く読んだ程度では普通の小説のようで丁寧な作品だなと感じました。私が読んだものがたまたまそうだっただけかもしれませんが。逆に、これで興奮できるのだろうかと疑問に思うところはありました。
改善点については、私自身は特に疑問に思って作業することがなかったので特に思いつきませんでした。

■1970年代の本で既に離婚率の高さを問題視しているものがあったことに驚き
1970年代の本で既に離婚率の高さを問題視しているものがあり、私の中で性に関する本ばかりだと思い込んでいたので驚きました。夫婦の形態がことこまかに書かれてあり、どの年代の人が読んでもタメになる本だなと思いました。全体的に単なるエロ本、ではなく包括的な知識が身につくものも多く、イメージが覆されました。
イロタカさん(本委員会代表)やNくんとも話しましたが、チェックする人のために、記入側の人がここは他のところよりも重めに確認してほしい!というところをピックアップしておくと作業がスムーズになると感じました。
