資料保存チーム報告:目録作成ボランティアの声⑨

沿革のページでも紹介されておりますが、セックスミュージアム設立準備委員会ではこれまでに数回本の寄贈を受けています。
それに伴い、受贈した資料の目録作成を進めております。この目録作成に当たっては、大学生ボランティアのみなさんと進めています。そこで、目録作成に参加したボランティアの皆さんの声を紹介しています。今回はその第九回目。作成作業の感想と今後に向けた改善点を書いてくださいました!

■明治時代は「ぽっちゃり」が人気?

本日はヌード写真集1冊と官能小説を数冊担当しました。写真集は主に明治時代の芸者や遊女のヌード写真を集めたもので、大正時代・昭和初期のものも本書の後半部分にいくつか掲載されていました。100年ほどしか経っていないにも関わらず、現代の日本人とは身体的特徴が異なっていることに驚きました。明治時代ですと今よりも脚が短く、胸よりもお腹が前に出ています。今で言う「ぽっちゃり」に近いのかなと思います。大正に入るとウエストが細くなると言いますか、胸とお腹の出具合がほぼ同等になります。昭和初期に入ると現代に近い体型となり、お腹より胸が前に出ている姿もちらほら見られるようになりました。

官能小説は個人的に目次が興味深かったです。1970年代前半のものに取りかかったのですが、章のタイトルが現代のAVのタイトルにもありそうなものばかりでした。

■60年代の雑誌は男性目線の信じられない内容ばかりだった

本日は主に60年代の雑誌を担当しました。雑誌を扱うことが初めてだったのでとても面白かったです。週刊誌の内容は驚くものばかりで、男性目線の信じられない内容ばかりでした。下半身を鍛える器具が載っていて、これを実践する人はいるのかと興味深かったです。また、女性の足を盗撮したものが冒頭に写真集のように乗っていて、当時の価値観に驚きました。また、写真集付きの物は外国の方が乗っているものもあり、当時の美しさの基準に興味を持ちました。コミックコミックというマンガがあり、内容を見てみると基本的に女性がとても気の強い印象でそれが面白いと思いました。

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