第15回アジア・オセアニア性科学会カンファレンス ①概要

第15回アジア・オセアニア性科学会テーマは「生活の質のためのセクシャルヘルス」“Sexual Health: For Quality Life”。研究内容の発表や交流会を通じて性について見識を深める、私にとっては夢のような3日間です。

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*発表内容*
ペニスの勃起力や女性が吹く潮についての分析といったものから、性暴力被害の影響、今回の開催国であるインドの性文化についてなど、学際的な性のアプローチがあり、どれもが面白い。私は医療関係者じゃないので、医療方面はさっぱり分からないのですが、辞書を引きながらなんとか話を追っかけていました。

最終日の3日目はだいぶバテていて、正直頭に入りませんでしたが笑、どれも面白かったです。

*発表以外のイベント*
初日の夜はインドの伝統音楽を楽しむディナー、2日目の夜はガラパーティがありました。
写真は2日目のガラパーティで披露されたインド舞踊の様子。カンファレンスに合わせた複数のテーマ(愛、児童虐待等)を扱う踊りが披露されました。
写真はトランスジェンダーがテーマの踊りで、トランスジェンダーのダンサー(ピンクのサリーを着た人)が他のダンサーからいじめられるも、最後は受け入れられるというストーリーになっています。
このトランスジェンダーのダンサーは当事者で、実体験を表現したそうで、受け入れられない悲しみと踊ることの楽しさが鑑賞者にダイレクトに伝わってきました(彼女は現在、コーチをやっているそうです)。

*参加者のバランス*
参加国の7割はインド、1割は日本(17名)、1割はその他という印象でした。この国のバランスは開催国によるようで、物価の高さもありますが、ビザの取れにくさといった事情もあったようです(インドビザは取りづらく、比較的とりやすい日本でも5日間くらいかかりました)。

男女比率は6割男性、4割女性のように見えたのは、日本からは女性の参加者が多かったからかもしれません。実際は7:3くらいだと思います。目に見える身体障害者だと分かる人は不在で、年齢層は高めの印象でした・・・若者との出会いを期待してはなりません(←私のことです)。



次回はカンファレンスで印象に強く残った泌尿器科と勃起について軽く書きます。