性を探求する場 SEEX
セックスミュージアム設立準備員会代表のイロタカです。
去年の8月より月に1回開催している「性を探求する場SEEX」について本ブログで案内していなかったため、取り上げようと思います。
■「性を探求する場SEEX」とは
そもそも「性を探求する場SEEX」のSEEXとは、SEEKとSEXを繋げてつくった言葉です。

「探す」「挑む」という意味があるSEEKを用いることで、
受け身で性を学ぶのではなく、主体的に性を探求する場という意味を込めています。

■過去の内容
6名以下のワークショップで、去年の8月より月1回を目安にイロタカが開催してきました。
今まで扱ってきた内容としては下記のとおりです。
8~10月 ノルウェーの公共放送が制作した子ども向け性教育番組の視聴
11月 イロタカの台湾報告会
(HIVコミュニティセンター、プライドパレード、慰安婦博物館)
12月 性に関する博物館の世界地図 Sex Museum Around the World の観覧
イロタカ個人が共有したいと思った題材を軸に感想を言い合うスタイルでした。
参加者のスケジュールに併せて複数回開催した月もあったため、現時点で6回開催しています。参加費は一律で500円です。
ワークショップにおけるグランドルールは少しずつ変化した結果、現在は下記のようになっています。

■参加者
参加者はイロタカの友人、イロタカが性について学ぶイベントで出会った人々、Twitterで本イベントを見つけてきた方々です。
必要最低限の情報開示をした結果、セクシュアリティ、国籍、年齢、性交渉の頻度、性的価値観、職業等の背景が非常に多様な人たちが集まりました。
■SEEXの難しさ
①人を限定しないことの難しさ
参加者の背景があまりに多様であったために共感というものが起きづらく、言いたいことが言いづらくなり、題材は面白いけどディスカッションがいまいちという状況が続きました。
これはファシリテーターであるイロタカの力量不足というのもあるのですが、
参加者自身も自分と違いすぎる他人に出会うことが普段からなかったり、ワークショップ慣れしてなかったり、性について話すことに慣れていなかったりして、そういう人たちをひとくくりにしてワークショップをやることは無理があったように思います。
ディスカッションの時間を短くすると不満が出るも、ディズカッションを長くしたところで気持ち良い話し合いができるわけでもありませんでした。
②運営の難しさ
ドタキャン率の高さも悩みの種でした。
ひどいときは参加者の半数がキャンセルということもあり、少人数ワークショップには痛手でした。
■2019年 1~3月の予定
2018年の反省を踏まえ、1~3月は私が興味がある題材は引き続きとりあげるものの、場所を借りてワークショップを開催するのではなく、お出かけ形式でやってみることにしました。
キャンセル対応がしやすくなるというのはもちろんあるのですが、一緒に行ったことがない場所に出掛けることで一体感が生まれ、いろいろ話をしやすくなるのではないかという期待があります(「みんな初めて」という共通項ができるので)。4月以降はこの3月までの様子を見て判断していこうと思います。
1/20 16:00-17:45
HIVコミュニティセンターakta見学(参加者受付中)参加費 500円 ※集合場所 参加表明していただいた方に直接お伝えします。
今年初の性を探求する場SEEXは、「新宿二丁目の公民館」とも呼ばれているakta見学になります。
aktaでは現在イラストレーターこうきさんによる原画展も開催中。
aktaの説明後、こちらもみんなで見ようと思います。

akta webサイト http://akta.jp/
当日まで参加希望受け付けますので、是非参加をご検討ください。※セックスミュージアム設立準備委員会の運営費に利用させていただきます。
2月未定
戦時性暴力、「慰安婦」問題の被害と加害を伝える日本初の資料館wam見学
https://wam-peace.org/
3月平日未定
日本性教育協会の資料室見学
https://www.jase.faje.or.jp/pub/archive.html
どれも参加者募集中です。ぜひご連絡ください!